特別保存刀剣 肥州河内大掾藤氏正広 究極の小糠肌に華やかに乱れ沸匂深く地刃明るく冴える超健全最高傑作 一尺七寸二分 コレクション

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カテゴリアンティーク、コレクション武具日本刀、刀剣脇差、短刀状態目立った傷や汚れなし(詳細) 日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣 江戸時代前期正徳頃 約310年前 究極の小糠肌に華やかな互の目丁子匂深く地刃明るく冴える傑作 脇差 銘 肥州河内大掾藤氏正広 法量 説明  長さ
反り
元幅
先幅
元重
鎬厚
先重
鋒長
茎長
重量一尺七寸二分
三分
3.3cm
2.4cm
0.80cm
0.82cm
0.61cm
3.9cm
14.8cm
706g鎬造、庵棟、身幅広く、反り尋常、中鋒やや延びる。鍛は、小杢目肌つみ、地沸微塵に厚くつき、地景細かく入り、鉄冴える。刃紋は、互の目に、丁子刃交じり、湯走り・飛び焼き掛り、足・葉太くよく入り、小沸深くよくつき、金筋・砂流し頻りにかかり、匂深く、匂口明るく冴える。帽子は、直ぐに小丸、先掃きかける。茎は、生ぶ、先入山形、鑢目大筋違、目釘孔一、ハバキは、金着二重。
初代正広は、初代忠吉の孫で初銘を正永といい、寛永二年正広に改銘、寛永十七年頃に河内大掾を受領している。二代正広は、初代正広の子で、名を与七郎といい、寛永三年生まれ、初銘を正永、初め武蔵大掾を受領、後に武蔵守に転任、寛文五年に初代没後、正広を襲名、河内守に転じている。元禄十三年に75歳で没。三代は正広を名乗らず。四代正広は、名を友之進といい、宝永5年に河内大掾を受領、享保18年に61歳で没する。正広家は、傍肥前の刀工の中で最も技量が優れ大いに活躍した。作風は匂口の深い直刃、互の目乱れ、大互の目乱れとなり、常の肥前刀とは趣きが異なり、華やかな出来となる。この刀は、身幅広く、3.3cmあり、重ねも厚く、脇差ながら重量も700gを超える豪壮刀で、小杢目肌につみ、地沸が微塵に厚く美しくつき、地景細かく入る所謂小糠肌と呼称される究極の地鉄に、焼き幅大きな互の目乱れに、丁子刃・重花風の丁子など交え、湯走り・飛び焼き掛り、華やかに乱れ、小沸が深くよくつき、金筋・砂流し頻りに掛り、匂深く、匂口が明るく冴えた最高傑作である。研ぎ減りも無く、地刃茎とも現代刀並の健全さである。


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